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読書備忘録 【経済人類学】


作成開始(2021/03/02)
メモ・参考文献追記(1,3,12章:2021/06/04)(4,12章:2021/07/03)(12章:2021/09/16)(3章:2022/xx/xx)

  1. 書名

  2. 書名著者出版社発行年購入備考
    経済人類学 栗本慎一郎 東洋経済新報社 1979(昭和60年)第12刷 1980年代中旬    

  3. 全体的なメモ

  4. 専門家向けの書籍と思われやや読みずらい。
    経済人類学に関する参考文献としては、栗本氏の「読書原論」に必読文献リストの掲載があるが
    本書では経済人類学の各テーマ毎の参考文献が判る。
    栗本氏の著作としては「パンツをはいたサル」「パンツを捨てるサル」などが読みやすいが、
    より深く理解するためにはまず本書を熟読すべきではないだろうか?(2021/3/2)
  5. 目次・参考文献・キーワードなど

  6. 章タイトルキーワード・メモ・感想等参考文献  備考  
    1 経済人類学とは何か 経済が社会に埋め込まれている
    (構造化された供給がわざとらしく
    儀式である必要はない)
    トンガ、マナ


    (普遍的)無意識、古代的人間
    存在とは力の場の謂いである。
    経済の文明史
    経済と文明

    贈与論
    呪術の一般理論
     の素描
    (M.モース)
    心理学と錬金術(C.G.ユング)



    (*1)
    (*1)
    2 経済人類学の諸潮流
    「経済人類学」=「ポランニー派」
    ではない。
    将来的には数量的モデルの可能性
    がある。(P-32)
    西太平洋の遠洋航海者
    3 ポランニーの経済史学 交易・貨幣・市場は別個の
    起源を持つ。等価とは何か?

    経済の内部と外部。

    実在:諸関係の中に相対的に
    安定するような要素の複合体(P.53)
    人間の経済
    経済と文明
    経済の文明史

    大転換


    天理大学学報







    (*4)
    4 歴史認識における
     シンボリズムとコスモロジー



    互酬・再配分・市場交換
    共同体の内部と外部
    沈黙交易・貿易港




    異人。何が"売買"されていたか
    余剰とは何か

    深層的論理・周縁性
    シンボリズム
    知の遠近法
    身体技法(M.モース)
    科学革命の構造
    大転換
    経済の文明史

    エコノミーとエコロジー
    西太平洋の遠洋航海者
    経済と文明
    歴史(ヘロドトス)
    (山の人生、遠野物語)

    文化と両義性
    知の祝祭
    汚穢と禁忌(メアリー・ダグラス)

    (*1)
    5 文化人類学における経済人類学 (フロイト心理学)
    心理人類学(祖父江孝男)
    構造主義
    貨幣とは経済制度になった宗教

    文化人類学のすすめ
    6 沈黙交易 接触忌避
    異人、鬼、
    椀貸伝説、中宿
    歴史(トュキゥディデス)
    日本書紀
    7 貿易港と対外貨幣 対外貨幣 経済と文明
    8 貨幣の起源と本質−文明と貨幣 全目的貨幣こそ特殊
    穢れの祓い(払い)
    9 貨幣のシンボリズム 貨幣の『非』経済的機能
    聖体示現
    単なる金銀の作成が目的でない
    体系の外縁における境界
    両性具有、トリックスター
    性格と肛門愛(フロイト)
    聖と俗★
    心理学と錬金術(C.G.ユング)
    汚穢と禁忌(メアリー・ダグラス)

    (共同幻想論)


    (*2)
    10 魔力・経済倫理・法 普遍的無意識、神話類型

    人格的宇宙-外的宇宙
    両義性?
    物理的制裁
    心の構造★
    贈与論
    汚穢と禁忌
    文化と両義性
    刑吏の社会史
    11 聖性と魔性の異人たち
     −民俗学への視座
    山人、(沈黙)交易 遠野物語 (*3)
    12 実在的認識論の世界 心の深層ではより普遍的な
    非市場的社会を求めている(P.255)


    「実在」とは、生存のための諸関係
    の連関の相対的定着であって、
    「実体」ではない。(P.258)
    個別のシステムの合計はこの全体に
    代置・到達するものではない(P.260)
    大転換

    資本論の哲学?(廣松渉)
    経済の文明史




    感覚の分析
    空の青(バタイユ)
    共同幻想論
    参考文献は本書記載の全てではなく、かつ同じとは限らない。
    ★印は特に重要な文献
  7. 参考・注記


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