書名 | 著者 | 出版社 | 発行年 | 購入 | 備考 |
社会学と人類学T・U | М・モース | 弘文堂 | 昭和58年(1983)初版5刷 昭和58年(1982)初版2刷 |
1980年代中頃 |
章 | タイトル | キーワード・メモ・感想等 | 参考文献 | 備考 |
第一部 | 呪術の一般理論の素描 | |||
一章 | 沿革と資料 | 金枝篇 | ||
二章 | 呪術の定義 | |||
三章 | 呪術の諸要素 | |||
四章 | 呪術の分析と解釈 | 呪術の概念は、この観点からすれば、 今日の機械的力の概念に比較できる。 眼にみえる運動の原因を力と呼ぶように、 呪力はまさに病気や死、幸福や健康 といった呪術的効果の原因である。(P.167) マナ(P.168〜) |
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五章 | 結論 | 呪術はそれ故に一つの社会現象 である。(中略) 呪術は一方では宗教と、他方では技術 および科学とのあいだにおいてのみ 真の親縁性を有する。(P209) |
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第二部 | 贈与論 | |||
序論 | 贈与、とくに贈物の 返礼をなすべき義務 |
ポトラッチ | ||
一章 | 義務的贈答制と 返礼の義務 (ポリネシア) |
オロアとトンガ タオンガ、ハウ ・なにかを貰うということは、その者の 霊の一部を貰うこと(P.240) |
西太平洋の 遠洋航海者 |
(*1) |
二章 | このシステムの発展、 気前のよさ・ 名誉・貨幣 |
クラ ・物々交換の観念は、ポリネシア人 と同様にメラネシア人にとっても 自然ではない。(P.277) ・返して貰うことを望んでいないという 態度を示すために、単にモノを 破壊することがある。<中略> このようにすれば、みずからの社会的 地位ばかりではなく、その家族の 社会的地位が高められる。(P291-2) ・この義務的贈答の原則は<中略> いわゆる売買、とくに、公定貨幣で 評価される価格の観念には到達して いない社会の原則であるに相違ない と考えても差し支えない。(P.328) |
西太平洋の 遠洋航海者 |
(*1) |
三章 | 古代の法および 経済におけるこの 原則の痕跡 |
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四章 | 結論 | ソクラテス風のことばの意味の 《政治》(P.397) |
西太平洋の 遠洋航海者 |
(*1) |
第三部 | 心理学と社会学の現実的でしかも実践的な関係 | |||
一章 | 人類学における 社会学の位置づけ |
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二章 | 社会学に対して なされた心理学の 最近の寄与 |
剽軽者、いたずらな小妖精、小悪魔、 《道化夢》(ヴント)(P.18) |
自殺論 (デュルケーム) トーテムと タブー (フロイト) |
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三章 | 心理学に対して なされた社会学の寄与 |
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四章 | 心理学に対する 問題提起 |
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第四部 | 集合体により示唆された死の観念の個人に対する肉体的効果 | |||
一章 | 死の観念についての 集合的示唆の定義 |
この者は呪術にかけられたと信じ込み、 あるいは過失を犯したと信じ込み、 そのような理由だけで死んで しまうのである。(P.46) |
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二章 | オーストラリアの 事実の諸類型 |
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三章 | ニュージーランド およびポリネシアの 事実の諸類型 |
アノミー型自殺(P.70) | 自殺論 (デュルケーム) |
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第五部 | 人間精神の一つの範疇・人格の概念、《自我》の概念 | |||
一章 | 主題・人 | |||
二章 | 《人物》および《人》 の占める地位 |
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三章 | ラテン人の 《ペルソナ》 |
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四章 | 《ペルソナ》 | |||
五章 | 倫理的事実 としての人 |
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六章 | キリスト教の人 | |||
七章 | 心理学的存在 としての人 |
この章は哲学的な内容である。 デカルト、スピノザ、ヒューム、etc. |
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八章 | 結論 | |||
第六部 | 身体技法 | |||
一章 | 身体技法の概念 | わたくしと一緒にいた英軍はフランス製 のシャベルを使うことが できなかった<以下略>(P.124) |
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二章 | 身体技法の 分類の諸原則 |
われわれが泥土または水溜りで 休息する場合に、彼ら(オーストラリア兵) は踵(かかと)の上にしゃがみこみ、 休息することができた。<略> わたくしの方は、足をすっかり水に 濡(ぬら)し、長靴をはいて立ち続け なければならなかった。(P.136) |
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三章 | 身体技法の 伝記的列挙 |
マサイ族はつッ立ったまま眠る ことがある。(P.144) |
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四章 | 総括 |