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読書備忘録 【大転換】


作成開始(2021/09/16)

  1. 書名

  2. 書名著者出版社発行年購入備考
    大転換
    (The Great
     Transformation)
    カール.ポラニー 東洋経済新報社 1985 第8刷 2021年4月(中古)

  3. 全体的なメモ

  4. A5版で「原典に関する注解」まで含めると400ページもあり読むだけでも一苦労だった。(^^;
    本書の原本の初版が出版されたのは第二次世界大戦中。
    経済人類学というよりはイギリスを中心とした中世(?)から20世紀初頭までの
    経済・政治・法律・社会などに関する歴史書といった印象。
    栗本慎一郎氏によれば、本書の内容は「天才的直観の域を出ないモデル」(経済人類学:P.60)
    なのだそうで、「人間の経済」、「経済の文明史」、「経済と文明」に比べると
    熟読する優先度は低いと思われる。
    スピーナムランドや救貧法と言ったキーワードが何度も登場するが
    どこからとっかかればいいのか、量・質ともに大部の書なので悩ましい。
    本書には2009年に発行の新訳版があり、こちらの方が読み易いかもしれない。
    (2021/9/16)
  5. 目次・参考文献・キーワードなど

  6. タイトルキーワード・メモ・感想等参考文献  備考  
    1 平和の一〇〇年 バランス・オブ・パワー
    ロスチャイルド家

    2 保守の二十年代、
     革命の三十年代
    J・P・モルガン
    金本位制

    (*1)
    3 「居住か進歩か」
    4 社会と経済システム 西太平洋の遠洋航海者
    政治学(アリストテレス)
    5 市場パターンの進化 沈黙取引
    6 自己調整的市場と擬制商品
     −労働、土地、貨幣−
    7 スピーナムランド−
     一七九五年
    8 スピーナムランド法
     以前と以降
    9 貧民とユートピア
    10 社会の発見と政治経済学
    11 人間、自然、生産組織
    12 自由主義的教義の誕生
    13 自由主義的教義の誕生(続)
     −階級利害と社会変化
    14 市場と人間
    15 市場と自然 日常必需品が恒常的に売買された
    ということは古代においても
    中世初期を通じてもまったくなかった。
    16 市場と生産組織 金本位制の最終的破産は市場経済の
    最終的破産でもあった(P.271)
    17 そこなわれた自己調整機能
    18 崩壊への緊張
    19 大衆政治と市場経済
    20 社会変化の始動
    21 複合社会における自由
    注解
    参考文献は本書記載の全てではなく、かつ同じとは限らない。
    ★印は特に重要な文献
  7. 参考・注記


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