書名 | 著者 | 出版社 | 発行年 | 購入 | 備考 |
感覚の分析 | エルンスト・マッハ | 法政大学出版局 | 1985年4月 第8刷 | 1980年代中頃 |
章 | タイトル | キーワード・メモ・感想等 | 参考文献 | 備考 |
1 | 反形而上学的序説 | 人性論 (ヒューム) 国家(上・下) (プラトン) 認識の分析 |
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2 | いくつかの先入見 について |
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3 | 私とアヴェナリュウス その他の研究者たちの関係 |
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4 | 感覚の研究に対する 主要な着眼点 |
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5 | 物理学と生物学、 因果性と目的論 |
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6 | 目の空間感覚 | スカパンの悪だくみ (モリエール) |
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7 | 空間感覚の立ち入った 研究 |
等速運動は感知されず、感知される のは、加速度だけである。 (P-116) (メモ) この章の13節(P-120〜125)に 記載された装置の目的と原理は よく理解出来ない。 |
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8 | 意思 | |||
9 | 空間に関する生物学的 ・目的論的考察 |
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10 | 視感覚の相互間ならびに 他の心理的諸要素との関聯 |
このゆえにこそ、練習していない 者にとっては、遠近法画を描く ことが困難なのである。(P-188) |
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11 | 感覚、記憶、聯想 | 日常生活においてわれわれが物質と 呼んでいるものは、実は一種の 要素聯関なのである。(P-199) |
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12 | 時間感覚 | 同種の動物であっても、身体の 大きさが異なるに応じて、 異なった時間尺度をもっている らしい、ということを指摘 しておいた。(P-205) |
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13 | 音響感覚 | |||
14 | 以上の諸研究が物理学の 考え方に及ぼす影響 |
心理的なものと物理的なものとの 間に何らの溝渠も存在しない。 (P-253) 事実に対する思想の適応、 これこそがあらゆる自然科学の 目標である。(P-258) 一般的三角形−直角三角形でかつ 同時に正三角形であるような 一般的三角形なるもの−は表象 不可能である。(P-261) 概念とはそもそも出来上がって いる表象ではない。(P-262) 私は、概念の本性は、意識的に 形成され意識的に適用される 科学概念に即した方が、日常的 概念に即すよりも、はるかに 明白になるという考えである。 (P-265) 真に無条件の恒常性などという ものは存在しない。(P-269) 心理学は物理学の補助学である。 これら二つの領域は互いに 支え合っており、両者が結合 されてはじめて完全な学問が 形成される。(P-276) 数論の根本的諸命題も経験から まったく独立ではないので ある。(P-280) |
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15 | 本書に述べた見解が どのように受け取られたか |
物質とは感性的諸要素の相対的に 安定した複合体に対する思想上の 記号だとみなす私の観方(以下略) (P-296) 私は依然、バークレーやヒューム の方が、カントよりはるかに 整合的な思想家だと看做さざるを えない。(P-300) |