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読書備忘録 【文化と両義性】


作成開始(2022/08/01)

  1. 書名

  2. 書名著者出版社発行年購入備考
    文化と両義性 山口昌男 岩波書店 1985年 第13刷 1980年代中頃    

  3. 全体的なメモ

  4. 文化人類学者 山口昌男氏の原理的視座となる最も重要な一冊で、
    その理論は「中心と周縁の理論」と呼ばれる。
    当然ながら、その内容は簡単ではない。
    日本に構造主義や記号論を紹介した人物とされ、哲学者 中村雄二郎氏とともに
    初期の頃(1970年代)から月刊誌「現代思想」において積極的な寄稿を行った。
    (2022/8/01)
  5. 目次・参考文献・キーワードなど

  6. タイトルキーワード・メモ・感想等参考文献  備考  
    1 古風土記における
    「文化」と「自然」
    (風土記の引用は漢字が難しく
    読みずらい)
    風土記
    2 昼の思考と夜の思考 科学革命の構造
    アフリカの
     神話的世界
    3 記号と境界 ・ソシュール言語学
    ・構造論的分析
    ・記号のレヴェルでは構造的な
    差異性が現れるのみで、意味作用
    は現れない。記号のみでは何らの
    言表も成立しない。(P.56)
    ・チョムスキーの変形文法
    ・「徴(しるし)つき」
     N.トルベツコイ(P.60)
    ・不良少年という表現(徴つき)が
    あっても、善良少年という
    表現はない。(P.60)


    ・異人












    本の神話学
    歴史・祝祭・神話
    4 文化と異和性


    シニフィエ、シニフィアン

    アニマとアニムス(C.G.ユンク)
    本の神話学
    アフリカの
     神話的世界

    歴史・祝祭・神話
    5 現実の多次元性


    「ガリレオによる自然の数学化」
    (中略)この方法の成功に伴う
    致命的な害は、それが全体性を
    学問の対象から排除したこと
    にある。(P.149)

    (「特性のない男」のあらすじが
    約7頁つづく。)
    「事物の代数化」
     (シクロフスキー)(P.191)
    Collected Papers I :
    The Problem of
    Social Reality
    ヨーロッパ諸学の危機
    と超越論的現象学
     (フッサール)


    科学革命の構造
    特性のない男
    (ローベルト・ムシル)
    (*1)








    (*2)
    6 象徴的宇宙と周縁的現実 パロールとラング(P.207)
    7 詩的言語と周縁的現実 ロシアフォマリズム
     
    参考文献は本書記載の全てではなく、かつ同じとは限らない。
    ★印は特に重要な文献
  7. 参考・注記


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