書名 | 著者 | 出版社 | 発行年 | 購入 | 備考 |
法・社会・習俗 | 栗本慎一郎 | 同文舘 | 昭和57年(1982) 第8刷 | 1980年代中頃 |
章 | タイトル | キーワード・メモ・感想等 | 参考文献 | 備考 |
1 | 法社会学の 理論的可能性 |
当然ながら、現象学を論じなければ、 対象の認知について有効性を 考えることはできず(略)(P.15) チョウチョウ蒐め的調査(E.リーチ) 農村内部に旧来言われている以上に 激しい身分格差、貧富の差があって 全体として富裕な農村の中でひどく 弱い農民がいた(P.33-34) 発展段階説は、マルクス主義にのみ 特有のものではなくて、 十九世紀の重要な諸思想には いずれも見られる、ダーウィン型の 進化論の申し子なのである。(P.37) 法現象を科学するのなら、社会の 集団的な無意識にまで言及している 精神分析学を避けてとおることは できないはずである。(P.40) 経済人類学は(中略)法学、経済学、 人類学を統合するような 大きな知的枠組みなのだと言える。 (P.42) |
一般社会経済史要論 (M.ウェーバー) 幻想としての経済 共同幻想論 経済人類学 近代日本の農村的起源 (T・C・スミス) |
(*4) |
2 | 聖と俗の法社会学 | ・通期儀礼 過去の共同体も自分たちにとっては 異文化なのだ(P.54) |
宗教生活の原初形態 (E・デュルケム) 共通感覚論 人類学再考(E・リーチ) 社会学と人類学 イメージとシンボル (M・エリアーデ) 文化と両義性 講座西洋経済史 構造主義の冒険 (上野千鶴子) 攻撃(K・ローレンツ) 刑吏の社会史 聖なる天蓋 (ピーター・バーガー) |
(*5) (*6) |
3 | 社会の諸規範と 成文法の性格 |
刑吏の社会史 親族の基本構造 トーテムとタブー 金枝篇 ユング心理学入門 (河合隼雄) ものぐさ精神分析 共同幻想論 経済と文明 経済人類学 |
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4 | 習俗としての 沈黙交易 |
MEMO:この章の後半はは沈黙交易 について先駆的な研究を行った P・J・ハミルトン・グリアソンの 「沈黙交易」の抄訳と注である。 |
経済人類学 沈黙交易 刑吏の社会史 |
(*1) |
5 | ピクラー・ジュラの法学 | |||
6 | マイクル・ポランニーの 思想における道徳と法 |
それでは、現在の科学一般は無効 なのか(中略)決してそうではない (P.184) コペルニクスやガリレオ出現以来 の社会の道徳観というものは 我々人間がその上に強制的に 移住させられた科学的世界観 の上に成り立っていた(P.195) 法の客観的性格という問題の たてかた自身がありえない妄想 だということが判る。(P.197) |
傍観者の時代 暗黙知の次元 The Way of Discovery Personal Knowledge 客観的知識 (カール・ポパー) 経済と文明 |
(*2) (*3) (*7) |