書名 | 著者 | 出版社 | 発行年 | 購入 | 備考 |
パンツをはいたサル | 栗本慎一郎 | 光文社カッパブックス | 昭和56年(1981)初版1刷 | 1981年 | |
<増補版>パンツをはいたサル | 栗本慎一郎 | 現代書館 | 2017年 第1版第1刷 | 2021年3月 |
章 | タイトル | キーワード・メモ・感想等 | 参考文献 | 備考 |
1 | 人間は知恵ある生物か | (増補版)人間の行動における動物と の共通点をさがすだけの動物行動学 は無意味である。(P.42) |
森の隣人 (ジェーン・グドール) |
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2 | おカネという名のパンツ | 聖俗理論(エミール・デュルケム) (増補版:P.50) (エスキモーに)栄養の偏り からくるはずの病(中略)が 発生したのは知識が与えられて からだった。(増補版:P.67) |
経済人類学 幻想としての経済 意味と生命 |
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3 | パンツという名のパンツ | 動物生態学は、動物経済学でも ある(旧:P.101, 増:P92) なぜヒトは同性愛を禁止したのか。 (中略)妊娠可能性のない同性愛は、 異性愛以上に根本的に無駄であり、 より非日常的であることを 発見したがゆえに、日常的生活の なかからは遠ざけたのである。 (旧:P.132, 増:P116) |
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4 | 神経症という名のパンツ | (増補版)神経症あるいは、(略) 統合失調症は、周囲との関係性 からだけ生れ出ると考えてはなら ない。(略)例えば(略)ウイルス との関係性などである。(P.113) 「共同幻想」(岸田秀) (旧:P.110, 増:P98) |
経済の誕生 世界経済史 (ヒューズ) パンツを脱いだサル |
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5 | 法律という名のパンツ | 対立的文化の緊張感、そして 両者のかかわりのダイナミズムが (中略)市場社会を、近世から日本に 出現させてきた推進力になった と考えている。 (旧:P-178, 増:P-155) |
経済と文明 | |
6 | 道徳という名のパンツ | 当たり前だが、この(近親交配の) データが、現実に性交の行われ た結果の数字だということである。 (旧:P-200, 増:P-176) ・棲み分け論(今西錦司) (旧:P-208, 増:P-183) |
南部−地鳴りする アメリカ(栗本) 森林がサルを生んだ (河合雅雄) |
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7 | (旧版)「内なる知」が、 発想の転換を可能にする (増補版)すべては 「内なる知」によって 決められるべきだ |
最高の科学というものは、 こむずかしい前提的議論や、 長い訓練を経なければ わからない、というもので あってはおかしいのだ。 (旧:P-212, 増:P-192) ・層の理論 ・進化はすべて内的な原因に 基づいて起きたと考えなければ おかしいのである。 (旧:P-224, 増:P-198) ・あらゆるものは、共同体の共同 幻想によって承認されなければ、 あるいは要求されなければ発生 してこない、と考えるのが妥当 なのである。 (旧:P-229, 増:P-198) |
機械の中の幽霊 経済人類学 幻想としての経済 意味と生命 パンツを脱いだサル |
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追補 | 新年の世紀は終わり、 生命の世紀が始まった |
(増補版)社会や共同体は常に それ自体人間とは関係なく 生命(体)なのである。(P-225) |