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非安定マルチバイブレータの実験


本ページ作成。(2026/01/22)
  1. 実験の目的

  2. 非安定マルチバイブレータを設計し、回路を組み立てて発振することを確認します。

  3. 実験課題

    1. 発振波形の確認

    2. 発振周波数の測定
    3. 設計値と実測値とを比較します。

  4. 実験回路


  5. 回路の機能と動作


  6. 非安定マルチバイブレータの動作の詳細については、トランジスタ・パルス回路の
    解析に記載した 非安定マルチバイブレータの項を参照してください。

  7. 実験回路の設計

    1. 設計条件
    2. (1)電源電圧:およそ5[V]とします。
      (2)使用するトランジスタ:定番の2SC1815-Y
      (3)発振周波数:約500[Hz]
       正確に合わせ込むことはしません。
       手持ち部品で500[Hz]に近い値に設定します。
      (4)デューティー:50[%]
      (5)出力の負荷
      トランジスタのコレクタには何も接続しません。
      波形観測のためのオシロスコープを接続しますが、オシロの入力インピーダンスは
      [MΩ]のレベルなので無視出来る値です。

    3. RC1、RC2の選定

    4. RB1、RB2の選定

    5. CB1、CB2の選定

  8. 実験方法

    1. 電子ブロックの配置
    2. 電子ブロックで実験回路を下図のように組み立てます。
      電源は簡易安定化電源の5[V]端子を使用しました。


    3. 発振波形の観測
    4. 2チャンネル・オシロで
      (1)VC1とVC2
      (2)VC1とVB1

      の波形を観測します。

    5. 発振周波数の測定
    6. ディジタル・テスターで発振周波数を測定し、設計値との差を比較します。

  9. 実験機材

    1. 電子ブロック
    2. 簡易安定化電源 (5[V]端子)
    3. オシロスコープ
    4. ディジタル・テスター

  10. 実験結果

    1. 波形観測
    2. (1)VC1とVC2の波形
        交互にON/OFFを繰返し、発振している。立上がりは遅い。

      上:VC1、 2V/div、0.5ms/div
      下:VC2、2V/div、0.5ms/div

      (2)VC1とVB2の波形
        VB1はマイナス4[V]位まで振れている。

      上:VC1、 2V/div、0.5ms/div
      下:VB1、2V/div、0.5ms/div

    3. 発振周波数
    4. 設計値    実測値    偏差(実測値/設計値) 備考
      451[Hz] 416[Hz] −7.8[%]     

  11. 測定結果・考察

    1. 波形観測
    2. Tr1とTr2が交互にON/OFFを繰返しながら
      発振していることを確認しました。
      デューティーもほぼ50%でした。
      波形の立上がりが遅いことも理論通りでした。

    3. 発振周波数
    4. 設計値に対して、実測値はマイナス7.8[%]の偏差がありました。
      周波数の計算式は近似が入っているので、10[%]程度の誤差は覚悟する
      必要があると思います。

    5. 余談
    6. CR移相発振回路 と比較して全然簡単に発振しました。(^^v
      調整も不要です。

  12. 今後の課題

    1. 非安定マルチバイブレータの応用検討
    2. 将来的に、トランジスタを使用したパルス発生器の製作を計画しています。

  13. 参考文献

    1. パルス回路の設計(昭和56年(1981) 第20版(改訂10版)) P-86〜91 非安定マルチバイブレータ、猪飼國夫著、CQ出版社

  14. 関連項目

    1. トランジスタ・パルス回路の解析− 非安定マルチバイブレータの解析
    2. トランジスタ・パルス回路の実験− トランジスタ・スイッチとLEDの点灯/消灯制御実験
    3. 自作電子ブロック
    4. 簡易安定化電源


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