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トランジスタによるインバータ


暫定版作成。(2015/01/17)
全面見直し、完成。(2026/06/29)
入力電流の計算式を追記。(2026/07/05)

  1. 回路の機能

  2. ディジタル回路において入力レベルを反転する回路、すなわち
    入力がLレベルのとき出力がHレベルとなり、
    入力がHレベルのとき出力がLレベルとなる回路をインバータ
    またはNOT回路といいます。もっとも簡単なインバータ回路は
    トランジスタ・スイッチ を利用して実現出来ます。
    インバータにおいてHレベルとLレベルを判定する境目を
    スレッショルド・レベルまたは閾値(しきいち)といいますが、
    閾値は適切なレベルに設定しないとノイズに弱い回路になるので、
    ワーストケース(最悪値)を意識した閾値設定のための回路設計を考察します。

  3. 回路図

  4. 単純なトランジスタ・スイッチによるインバータの問題点と対策


  5. 設計仕様


  6. 回路定数の設計

  7. 手順としてはまずRcを決定します。

    1. Rcの決定


    2. RB1とRB2の決定

    3. 入力電流の計算(2026/07/05追記)
    4. ファンアウト(1個の論理素子が何個の論理素子をドライブできるか)を計算する場合、
      入力電流の値が必要になります。今回の回路では結果的にいくらになるかの計算式を
      以下に記載します。

      (1)LレベルのときはダイオードがOFFになるので電流はほとんど流れません。 (IIL(max)≒0)

      (2)Hレベルのときの最大電流(IIH(max))ですが、計算するためには
      トランジスタがONになる最低電圧が必要です。
      この値は低くてもせいぜい0.5[V]〜0.6[V]ですが、
      マージンをみてVBOFFと同じで計算します。
      また、Hレベル時の信号電圧の最大値(VIH(max))はVCC(max)としました。


      IIH(max) = {VIH(max) - VD(min) - VBOFF} / RB1(min)

      この結果、ファンアウトは
      ファンアウト = IOH(max) / IIH(max)

      で計算出来ます。
  8. 今後の課題

    1. 実験回路による動作確認と設計値と実測値の比較
    2. トランジスタ・パルス回路の実験に記載予定。

    3. スイッチング特性(AC特性)の検討

  9. 参考文献

    1. パルス回路の設計(昭和56年(1981) 第20版(改訂10版)) P-132〜137 インバータ、 猪飼國夫著、 CQ出版社

  10. 関連項目

    1. トランジスタ・パルス回路の解析− トランジスタのスイッチ動作の基本
    2. 電子回路−ダイオード−PN接合
    3. トランジスタ・パルス回路の解析− スピードアップ・コンデンサの機能
    4. ダイオードのデバイス実験− 小信号ダイオードの静特性測定実験


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