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読書備忘録 【西洋近代科学】


作成開始(2024/02/24)

  1. 書名

  2. 書名著者出版社発行年購入備考
    西洋近代科学 村上陽一郎 新曜社 昭和58年(1983) 初版17刷 1980年代    

  3. 全体的なメモ

  4. 科学哲学という視点で、ギリシャ・ローマの時代から近代科学まで(力学であれば、
    ニュートンまで)の成立の歴史・経緯についてしるした文献。村上先生の初期の研究本。
    20〜21世紀ならば、科学哲学という一応は独立した学問分野ととらえることも可能かも
    しれないが、科学史となると一般的な(?)哲学との区別はあまりつかない。
    ので、例えばF・ベーコンやデカルトとの関連が解らないと深く本書を理解出来ない
    のではないか、との印象をもった。もちろん古くはアリストテレスまで遡ることになる。
    そして、長い歴史を経て成立してきた近現代科学は、哲学と異なり特別な
    (つまり客観的な)知識なのかという点と、何故近代科学は西欧で成立してきたのか、
    という点も本書の重要なテーマであると思われる。
    (2024/02/24)

  5. 目次・参考文献・キーワードなど

  6. タイトルキーワード・メモ・感想等参考文献  備考  
    序章 自然観の歴と
     構造の意味
    人間の観察は、生理的な限界に
    縛られている。(P-9)
    「事実」は(中略)「知識」と
    (中略)「コンテクスト」とに
    依存する。(P-10〜11)
    1 近代科学成立
     の母胎
    アリストテレス自然学との決別
    (P-21)
    中世のキリスト教と
    文化(C.ドウソン)
    魔法から科学へ
    (Ch.シンガー)

    2 天文学体系の
     転換
    天球の回転について
    (コペルニクス)
    3 生理学における
     革命


    ・血液循環論
    ・数量化
    古い医術について
    (ヒポクラテス)
    動物の心臓ならびに
    血液の運動に関する
    解剖学的研究
    (ハーヴェイ)
    (*1)
    4 運動力学体系の
     転換
    ガリレオ・ガリレイ
    (青木靖三)
    5 物質観の転換
    6 自然における
     生物の位置
    ビーグル号航海記
    (ダーウィン)
    終章 西欧近代科学の
     問題点
    参考
    文献
    【メモ】
    ここに文献リストがある。
    参考文献は本書記載の全てではなく、かつ同じとは限らない。
    ★印は特に重要な文献
  7. 参考・注記


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