書名 | 著者 | 出版社 | 発行年 | 購入 | 備考 |
科学哲学の冒険 | 戸田山和久 | NHK出版 | 2017年 第17刷 | 2019年3月 |
章 | タイトル | キーワード・メモ・感想等 | 参考文献 | 備考 |
T | 科学哲学をはじめよう | |||
1 | 科学哲学って何? それは何のために あるの? |
認識の分析 |
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2 | まずは、科学の 方法について 考えてみよう? |
・論理実証主義 ・理論語と観察語 ・センスデータ ・意味の検証理論 ・経験主義 |
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3 | ヒュームの呪い− 帰納と法則について の悩ましい問題 |
帰納に関する懐疑論。 ・反証主義 ・線引き問題 ・グルーのパラドックス ・投影可能な述語 |
疑似科学と 科学の哲学 (伊勢田哲治) |
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4 | 科学的説明って 何をすること? |
・DNモデル ・旗竿問題 ・統計的関連性 ・統合化モデル |
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U | 「電子が存在する」って言うのがこんなにも難しいとは | |||
5 | 強敵登場− 反実在論と 社会構成論 |
・ソーカルのでっちあげ事件 ・独立性テーゼ ・知識テーゼ ラトゥールたちは、人類学者が いわゆる「未開」民族の文化に 接するのと同じ態度で科学者 集団に接するという方法論を 採用した。(P-144) ファン・フラーセンは、(中略) 科学の目的は、すべての観察 可能な真理を導き出すような 理論を構成することであって 観察不可能なものについての 真理を発見することではない。 (P-157) |
七つの科学事件ファイル −科学論争の顛末 (コリンズ) 迷路の中のテクノロジー (コリンズ、T・ピンチ) |
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6 | 科学的実在論vs. 反実在論 |
・決定不全性 |
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V | それでも科学は実在を捉えている | |||
7 | 理論の実在論と 対象の実在論を 区別しよう |
・対象実在論 ・操作可能性 |
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8 | そもそも、科学 理論って何なのさ |
・文パラダイム これ(文パラダイム)って、 科学的実在論論争のあり方を ずいぶん歪めてきた考え方 だと思うのね。(P-216) 理論を公理系という分の集まり と考えた上で、いろいろな 科学哲学的問題を考えて いきましょう、というのが 文パラダイムだ。(P-219) ・意味論的捉え方 理論を文の集まりと同一視 するのではなく、むしろ 文の集まりが当てはまる モデルと考える。(P-232) |
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9 | 自然主義の方へ | ボクは、科学の目的として (中略)実在システムに重要な 点でよく似たモデルを作る ことなの。(P-251) ・方法論のメタ正当化 科学的実在論というのは、 科学が科学を説明しようと するときの、一つの仮説だ と考えることができる。 (P-257) 「規則における循環」 「前提における循環」 マッハのようにかなり極端な 立場をとった人もいるわけ だし。あれってほとんど 観念論ですよね。(P-268) |
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