書名 | 著者 | 出版社 | 発行年 | 購入 | 備考 |
共通感覚論 | 中村雄二郎 | 岩波現代選書 | 1984年 第10刷 | 1980年代中頃 | 工事中 |
章 | タイトル | キーワード・メモ・感想等 | 参考文献 | 備考 |
1 | 共通感覚の再発見 | |||
1-1 | 常識の地平を 問うもの |
・「泉」(M・デュシャン) ・四分三十三秒(ジョン・ケージ) |
花嫁と独身者たち− 現代芸術の五人の巨匠 (カルヴィン・トムキンズ) |
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1-2 | 鎌田柳泓と 戸坂潤の場合 |
・常識 | ||
1-3 | <場としての 約束事> |
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1-4 | コモン・センスの 精神病理 |
自明性の喪失 (W.ブランケンブルク) 判断力批判 (カント) 分裂病の現象学 (木村敏) 知覚の現象学 (メルロ・ポンティ) 自覚の精神病理 (木村敏) 異常の構造 (木村敏) |
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1-5 | 五感の組み換え | キリスト教会が(中略)信仰とは 聴くことであるとしていた (P-52) |
サド、フーリエ、ロヨラ (R・バルト) エミール(ルソー) 芸術の原理 (コリングウッド) 人間拡張の原理 (マクルーハン) バウハウス−歴史 と理念(利光功) 造形芸術の基礎 (イッテン) |
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2 | 視覚の神話をこえて | |||
2-1 | 視覚の逆理 | 視覚の逆理が成り立つもっとも 基礎的な前提は、三次元の 空間を二次元に描くことで ある。(P-67) ・ネッカーの立方体(P-69) ・ペンローズの立法三角形 (P-73〜74) |
パンセ(パスカル) 数学的魔術の世界 (M・C・エッシャー) 監獄の誕生 (M・フーコー) インテリジェント・アイ (グレゴリー) |
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2-2 | 絵画の存在論 | 視覚の革命 (A・ジュフロワ) |
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2-3 | 脳の発達と 視覚の支配 |
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2-4 | 触覚の現象学 | ・視覚新論(G・バークリー) ・身体図式(メルロ=ポンティ) ・運動図式(ベルクソン) ・内臓感覚 ・体性感覚 |
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2-5 | 諸感覚の <体性感覚>的統合 |
・運動図式(ベルクソン) ・身体図式(メルロ=ポンティ) ・キネステーゼ(フッサール) |
物質と記憶(ベルクソン) 知覚の現象学 (メルロ=ポンティ) |
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2-6 | <逆転視野の知覚> 問題 |
知覚の現象学 (メルロ=ポンティ) (?)身体(文庫版:身体論) (湯浅 泰雄) |
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3 | 共通感覚と言語 | |||
3-1 | イメージと 良識の働き |
論理哲学論考 方法序説 考えるヒント2 (小林秀雄) 科学的認識の基礎? (ホワイトヘッド) 人間の条件 (ハンナ・アーレント) |
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3-2 | 言語の力と コモン・センス |
ヨーロッパの教育 (E・ガレン) |
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3-3 | レトリック喪失 の時代 |
パスカルとその時代 (中村雄二郎) エミール(ルソー) |
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3-4 | <デカルト派言語学> をこえて |
情念論、省察、人間論 (デカルト) 感性の覚醒 (中村雄二郎) 宇宙論、哲学原理 (デカルト) 方法序説 デカルト派言語学 (チョムスキー) 言語と哲学 (J・J・カッツ) |
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3-5 | 生活世界の 二つの論理 |
なぜ弁証法があらわれたのか、 また弁証法を一見否定する かたちであらわれた構造論は 弁証法とどのような関係に あるのか、ということも明らか にすることができる。(P-195) しばしば誤って考えられた ように、弁証法は構造論によって 否定されたなどというものでは ない。そうではなくてむしろ 両者は、互いに補い合う関係に あるのである。(P-198) |
一般言語学講義 一般言語学 (ヤコブソン) 野生の思考 哲学の現在 (中村雄二郎) |
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4 | 記憶・時間・場所 | |||
4-1 | 記憶と人間 | |||
4-2 | 古代<記憶術> の知 |
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4-3 | センスス・コムニス と記憶 |
ユングが伝える未開人の話は、 (中略)「狂った人間だけが 考える。奴らは頭で考える。 私たちは考えたりしない。」 と答える。(P-236) |
分析心理学 (C・G・ユング) モモ(M・エンデ) |
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4-4 | 時間と共通感覚 | 道化的世界 (山口昌男) |
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4-5 | <場所>の諸問題 | 私たちの身体は、皮膚によって 閉ざされた生理学的な身体 ではなく、その境界をこえた 範囲にまで拡がっているので ある。(中略)私たちが道具を 使って作業し行動するとき、 道具ははじめは身体の外に ある補助具として働いている にすぎないが、使いこなされる にしたがって、内面化 される。(P-263) およそ哲学の働きは、遠くかけ 離れた一見したところ少しも 似ていない物事の間に類似性を みとめることである。 (P-274) 言語が精神をつくるのであって、 精神が言語をつくるのではない。 (P-274) |
生物からみた世界 (ユクスキュル) 精神としての身体 (市川浩) 都市と空間 (ボルノウ) アフリカの神話的世界 生きられた家 (多木浩二) 野生の思考 シンボルの哲学 (S・K・ランガー) |
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5 | 終章 | |||
5-1 | 開かれた展望 | 現代芸術と精神医学がきわめて 密接な関係をもっていることに ついては、すでに多くの人々に よって感じられ、また論じられて きている。(P-281) (略)私は、諸感覚の新しい分類に のっとりつつ、諸感覚のもっとも 基礎的な統合を、(体性感覚)的 統合として捉えた。(P-284) |
感性の覚醒 (中村雄二郎) 知の変貌 |
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5-2 | 残された問題 | 考える愉しみ (中村雄二郎) 哲学の現在 |