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読書備忘録 【経済人類学の眼】


作成開始(2025/01/26)

  1. 書名

  2. 書名著者出版社発行年購入備考
    経済人類学の眼 栗本慎一郎 青土社 昭和57年(1982) 第二版 1983年頃    

  3. 全体的なメモ

  4. 本書は学生のときに何度か目を通した文献であるが、引用されている文献の何冊かに
    ここ2〜3年で目を通した今、改めて読んでみると内容がかなり自然に頭に入ってくる。
    とは言え、本書以前に発行された栗本氏の文献に比べると、表面的にはかなり読み易い。
    また、本書以降、当時の日本社会への言及が大きく増えたとの印象を与える一冊だ。
    そのせいかとくにV〜W章は読みごたえがある。
    なかでもW章のバタイユ論は圧巻であるが、もちろんバタイユの著作をかなり読み込まないと
    深い理解に達するのは困難だ。そして、バタイユ(と吉本隆明)の思想が栗本理論の大きな
    礎となっていることを改めて意識させる論評でもある。
    (2025/01/26)
  5. 目次・参考文献・キーワードなど

  6. タイトルキーワード・メモ・感想等参考文献  備考  
    T 生の現象としての学問
    1


    エロティシズムの起源や本質論は、動物
    行動学の攻撃本能論、哲学の身体的認識論、
    人類学や心理学の無意識や象徴に対する研究
    の中から七〇年代に姿を現した新しい
    「非」近代主義のパラダイムなので(以下略)
    (P-19)
    ゴーレム
     (グスタフ・マイリンク)
    幻想としての経済
    共通感覚論





    知の祝祭(山口昌男)
    文化と両義性
    道化の民俗学
     (山口昌男)
    構造人類学
    エロティシズム
    私という現象
    紅茶を受け皿で
     (小野二郎)
    茶の世界史(角山栄)
    ヴィクトリア時代の
     政治と社会(村岡健次)
    安吾新日本地理
    水紀行−むらを訪ねて
     (玉城哲)
    エネルギーとエントロピー
     の経済学
    知の旅への誘い
     (中村雄二郎、山口昌男)
    食物漫遊記(種村季弘)
    魔女伝説(半村良)

    U 知のブリコラージュ
    2











    象徴は(中略)ただの関係ではない。
    実体に基づくのではないにしても、
    根源はあるのである。(P-68)


    人間の社会は、貨幣といういわば外的で
    非日常的な性格を持つ存在を通じて
    はじめて表現され理解されるが、これは
    自己なるものがつねに他者を通じてしか
    存在しえないという認識と同じだ
    ということである。(P-72〜73)

    挑発としての芸術
     (山口昌男)
    わたしという現象
     (三浦雅士)
    方法への挑戦
     (ファイヤアーベント)
    未開思惟と原始宗教
     (大井正)
    エネルギーとエントロピー
     の経済学(室田武)
    経済人類学序説
     (ゴドリエ)
    物の体系
     (ボードリヤール)

    新しい歴史
     (ラデュリ)
    貨幣の哲学
     (ジンメル)




    精神分析と人類学
     (ローハイム)
    ウォークマンの修辞学
     (細川周平)
    V 経済人類学の眼
    3





    私は(中略)なぜか学問ができないと
    いうこととわずかながら連動して、他者や
    異なる価値システムに属する時間や
    空間への理解が薄いことがあることに
    気が付いた。(P-141)
    音楽で次々とナウなものが出てきて、
    それがいかなる非日常性を持っていても
    定着すれば日常化せざるをえないと
    いう宿命をもつ。(P-150)










    国家とは、暴力装置なのではなく、
    エロティシズムのための"禁止"装置、
    換言すれば、"排除"をバネとした幻想の
    安定装置だと私は論じた。
    (P-204)
    乗越駅の刑罰(筒井康隆)
    魔女伝説(半村良)
    産霊山秘録(半村良)
    戸隠伝説(半村良)
    魔境殺神事件(半村良)
    光の都市 闇の都市









    リズムの本質
     (ルードヴィヒ・クラーゲス)
    言語起源論(ルソー)
    音・ことば・人間
     (川田順造)
    面白くっても大丈夫
     (南伸坊)
    情熱のペンギンごはん
     (糸井重里、湯村輝彦)
    幻想としての経済





    光の都市 闇の都市
    ニューヨーク街路劇場
     (粉川哲夫)
    W バタイユの非知的世界
    4




    労働という、(中略)概念が<死>のため、
    禁忌の最終的侵犯のためあるものに
    すぎないとい驚くべき(中略)結論
    が引き出された。(P-221)

    エロティシズムは(中略)他者の存在を前提
    としているものではない。(P-225)

    「意識のエネルギー」(P-226)
     【栗本氏の概念用語】


    意識を持つこと、あるいは持たされること
    によって、人間は苦悩の途に零落し
    法を持たざるを得なくなった。(P-230)


    <外在性>であり<非知>のエネルギである。
     【???】(P-238)
    書物の解体学(吉本隆明)
    眼球譚(G.バタイユ)
    呪われた部分
    幻想としての経済
    贈与論




    現代思想の109人(青土社)


    日本近代文学の起源


    光の都市 闇の都市
    エロティシズム



    共同幻想論
    わが母(G.バタイユ)


    パンツをはいたサル
    マダム・エドワルダ
     (G.バタイユ)
    戦争/政治/実存
     (G.バタイユ)
    言葉とエロス
     (G.バタイユ)
    中国の女たち
     (クリステヴァ)




    (*1)
















    (*2)





    (*3)
     
    参考文献は本書記載の全てではなく、かつ同じとは限らない。
    ★印は特に重要な文献
  7. 参考・注記


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