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VRAM


一番の力作(?)である、VRAMボードです。
表示装置としては、専用モニターではなくて、家庭にあるテレビを使用しました。
また、キャラクタROMと同時にキャラクタRAMが搭載されていて、
RAMの内容を書き換えると、簡単なグラフィック機能が実現出来るしかけに
なっています。(が、大したサポート・プログラムは開発出来ませんでした) (^^;
表示性能としては、8×8bitの文字が、32文字×29行表示出来ました。



オリジナル回路は「つくるCRTディスプレイ」とゆう文献に掲載されていましたが
キャラクタROMとキャラクタRAMの併用回路と、VRAMのメモリの構成を変更しています。
初めて、自力で論理回路の設計をした実感のある回路で、
夏休みに一晩徹夜してタイムチャートと格闘した記憶があります。



テレビに表示するために、当初は一度VHFの高周波で変調し、
テレビのアンテナ端子から信号を入力していましたが、どうしても画面がにじんで
奇麗に映らなかったため、ポータブル・テレビの中を開けて(トランス・レスでした!)、
テレビ基板の映像増幅回路に直接ビデオ信号を入れるように改造しました。
ちなみに、当時のテレビにはビデオ端子なるものは付いていませんでしたが、
基板上にはシルク文字が入っていたことと、古いテレビであったためトランジスタが多く
比較的容易に信号の流れが理解できたものでした。
これも、初期化されていないVRAMのランダム・データが、テレビに初めて表示されたときは
かなりの感動モノでした。
(2009/05/16)


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