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マルチ・トレース・アダプタ(1号機)


ブロック図掲載。(2006/03/02)
動作確認接続図追加。(2006/09/29)

  1. 仕様

    1. 入力チャネル数:4 または 8(切り換え)
    2. 入力レベル:TTLレベル
    3. トリガ選択:切り換え、同期

  2. 外観

  3. ブロック図【暫定版】


  4. ブロック毎の検討

    1. 発振器(OSC)
        入力チャネルを時分割で切り替えるための発振器です。
    2. 分周
        入力チャネルを時分割で切り替えるために、どのチャネルを選択するかを
        カウンタの値で決めるため、発振器の出力を8分周します。
    3. マルチプレクサ
        入力チャネルを時分割で切り替えます。
    4. D/A
        カウンタの出力をD/A変換することにより、オシロスコープの縦方向の表示位置を
        チャネル毎に変えます。
    5. 入力保護
        課題な入力レベルが入力された場合でも、ICが破壊されないよう、抵抗とダイオード
        による保護回路をプローブ入力側に挿入しました。
    6. トリガ選択
        入力信号のうち、どの入力信号をトリガーに使用するか選択します。
        入力信号がクロックに同期した信号の場合、トリガー信号をクロックに同期した
        タイミングにするため、フリップ・フロップを経由した出力も用意しました。

  5. 回路図

  6. 設計

    1. OSC
        発振周波数は正確であるつ必要はないためCRを使った発振回路を使用します。
    2. 分周
        単純なT-フリップ・フロップの3段接続です。

    3. マルチプレクサ
        分周回路からの3ビットのバイナリ信号を用いて8チャンネルの入力のうちひとつを
        選んで出力します。
    4. D/A
        分周回路からの3ビットのバイナリ信号をD/A変換します。この信号とマルチ・プレクサの
        出力をアナログ信号として加算すると、チャネル毎にオシロスコープ上の表示位置が
        変えることが出来ます。
    5. 入力保護
        抵抗とダイオードによる保護回路を構成します。抵抗を直列に接続するため
        この後の回路はインピーダンスの高いCMOSで受ける必要があります。
    6. トリガ選択
        ディップ・スイッチにより8チャンネルの入力信号のうち、どの信号をトリガーに
        使用するか決めます。トリガー信号はEx-ORを経由することにより極性が反転出来るように
        してあります。

  7. 使用部品

  8. 製作

  9. 動作確認

    1. 接続図

    2. 安定化電源
    3. パルス発生器

  10. 関連項目

  11. 今後の課題

  12. 参考文献

    1. トランジスタ技術SPECIAL No.12 入門ハードウェア手作り測定器のすすめ(1988、CQ出版社)
      第5章 オシロスコープを活用しよう:
       5.マルチ・トレース・アダプタをつくる
       6.ロジック・トリガ・プローブをつくる


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